アパタイトレジンに関する研究 : (第1報)アパタイト含有量の影響
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概要
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アパタイト含有量の異なるアパタイトレジンの材料学的検討を行なった.新コンポジットレジンは, 合成アパタイト(80℃, pH7.4で合成)を, 2.2′-ビス(4-メタクリロキシジエトキシフェニル)プロパンに混ぜ, 重合開始剤としてBPOを, 触媒としてDHPTを用いて重合することにより作成した.硬化体の無機, 有機成分はX線回折および赤外吸収スペクトル分析により同定した.試料の圧縮強度とヌープ硬さはアパタイト含有量の増加に伴って増大したが, エナメル質や市販のコンポジットレジンには及ばなかった.アパタイトとレジンの重量比Ap/R=1の試料の熱膨張係数は, ほぼ歯質のそれに等しかった.なお, この新コンポジットレジンを窩洞に充填したところ, 歯質との結合は良好であった.
- 1983-07-25
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