合金および埋没材の高温物性値が鋳造体寸法に及ぼす影響
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概要
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合金と埋没材の高温における物性値が, 鋳造収縮率に及ぼす影響を知るため, 円筒型鋳造体における鋳造収縮率の測定と, 合金と埋没材の高温物性値(熱膨張係数, 弾性係数, 降伏点)の測定を行い, この値をもとに鋳造後の冷却中に発生する熱応力と鋳造体の収縮率を数値解析によって求めた.鋳造収縮率測定の結果, 相変態を起さない合金の鋳造収縮率は, 自由な収縮とほぼ同じであったが, 相変態を起す合金では収縮が抑制されたことがわかった.数値計算の結果, クリストバライト埋没材のように低温まで膨張の残留する埋没材は, 高温における降伏点の低い合金の収縮を抑制することがわかった.
- 日本歯科理工学会の論文
- 1984-01-25
著者
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