P-8 ニッケル・クロム合金からの成分元素の溶出について
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概要
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ニッケル・クロム合金(Ni-Cr合金)の生体に対する影響を明らかにするためには、合金からの成分元素溶出量の測定が必要である。本報では三種の市販Ni-Cr合金の鋳造試験片を用いて、唾液および生理食塩水(生食)中における金属溶出量を経時的に原子吸光法で測定した。Ni溶出量はA, B, Cの各合金で唾液中でそれぞれ19.5, 48.5, 16.6μM/cm^2/day, また生食中では26.9, 63.8, 26.4μM/cm^2/dayであった。
- 日本歯科理工学会の論文
著者
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吉居 英一
東京医科歯科大学歯学部歯科理工学第二講座
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佐藤 温重
東医歯大・歯・理工II
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粂井 康宏
東医歯大・歯・理工II
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吉居 英一
東医歯大・歯・理工II
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粂井 康宏
東医歯大・医歯学総合研究科
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