B-26 Ti基形状記憶合金の特性
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概要
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Ti含有量が80%以上でNiを含まないTi基形状記憶合金であるTi-V-Fe-Al系およびTi-Mo-Al系合金の諸特性を調べ、歯科への応用の可能性を検討した。これらの内、Ti-11〜11.5V-2Fe-3Al合金は常温で板状試験を曲げ変形させた後、昇温させたところ60〜90℃で形状回復を始め、210℃では63〜97%の形状回復を示した。一方、Ti-Mo-Al系では今回実験したTi-11.2〜14.1Mo-3.5Alは形状記憶効果が不十分であった。また、これらの試料にTi, Ti-Ni, Ti-6Al-4Vも含めて、その耐食性につき、1%NaCl水溶液中でのアノード分極を測定したところ、Ti-Niは約1200mVで不動態被膜の破壊を示す急激な電流増加が見られたが、Ti-V-Fe-Al系など他のTi基合金ではTiと同程度の耐食性を示した。
- 1985-04-01
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