巡歴の世界 : 中世イタリアのアレゴリーの文学と地獄篇第一歌の類似と相違
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概要
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ヨーロッパ諸国の中世文学史を開く時、一つの特異な表現手法が発達していることに気がつく。それはアレゴリー、すなわちある英文学者の言葉を借りるならば、「抽象を擬人化することによって、具象として描く寓意、寓意物語」と説明されている表現手法である。言うまでもなく、このような表現手法は中世においてのみ見られるものではないが、同時にそれがとりわけ中世文学において愛好されたと言う事実を見逃すことはできない。後に述べる通り、イタリアにおいても、このような表現手法を用いた作品がいくつか作られている。私はこの小論において、それらの作品のいくつかと、地獄篇第一歌とを比較し、地獄篇第一歌に見られる、それらの作品との類似点と相違点を検討することによって、地獄篇第一歌の特質を多少明らかにしたいと思う。
- 1962-12-30
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