音色知覚モデルを用いた物理モデル合成の制御パラメタ推定
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
物理モデル合成において、音色と音量は物理パラメタによって調整されるが、手動での調整は長時間の作業を要するうえ、パラメタ決定の過程は無計画であることが多い。本研究の目的は、最適パラメタの推定アルゴリズムを導入することで、物理モデルのパラメタ調整における偶然性を減らすことである。パラメタ推定には録音されたリファレンス音と合成音のセットとの間で、聴覚モデルを用いて音色間の距離を計算しそれを最小化する手法を基本とする。本稿では、定常状態の短時間MFCCから連続した複数のフレームを抽出し、そのベクトル平均とその標準偏差を使用して音色を比較した。この手法を楽器演奏における聴覚フィードバックの基本モデルとして提案する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2005-08-04
著者
関連論文
- 三次元音響空間を用いた相対的方向に対する音声メモの共有(ユビキタス・センサネットワークの要素技術,コンテクストの抽出,スマートスペース,ユビキタス生活支援,一般)
- 暗意実現モデルにおける基本類型を用いたメロディ構造分析
- 音声メモの配置・ブラウジングのための胸部装着カメラによる頭部方向推定
- 音色知覚モデルを用いた物理モデル合成の制御パラメタ推定