ウイルス感染を用いた進化戦略によるスケジューリング問題の解法(進化的計算)
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概要
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本論文では,スケジューリング問題に対してウイルス感染を用いた進化戦略による解法を提案する.近年,GAとESを実用問題へ応用する研究が行われている.GAは問題ごとに形質遺伝に優れたコード化・交叉方法を設計する必要があり,その設計は問題に強く依存しており非常に難しいことが知られている.ESは交叉を設計する必要がないものの,突然変異で探索を行うため効率が悪い.本研究はESに対して,有用な形質をウイルスとして定義し,それを一度に複数個感染させることで,個体を有用な形質が得られる方向に比較的大きく変化させる手法を提案する.現実に存在するスケジューリング問題を対象に,従来手法と本手法を比較し,本手法の有効性を示す.
- 社団法人情報処理学会の論文
- 2004-12-20
著者
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狩野 均
筑波大学大学院システム情報工学研究科
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狩野 均
筑波大学大学院システム情報工学研究科コンピュータサイエンス専攻:(現)ソニーデジタルネットワークアプリケーションズ株式会社
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新見 雄亮
筑波大学大学院理工学研究科
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新見 雄亮
筑波大学大学院理工学研究科:(現)ソニーデジタルネットワークアプリケーションズ株式会社
-
新見 雄亮
筑波大学大学院 理工学研究科
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