8. 球根植物切り花における開花・老化過程におけるトレハロースの役割(平成12年度第46回低温生物工学会研究報告)
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概要
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Role of trehalose on water status of cut bulbous flowers was determined by T_1 T_2 (^1H-NMR relaxation times) and with isopiestic psychrometers in relation to sugar accumulation and protein content at growth and senescence stages. Treatment with 100mM or 50mM trehalose markedly prolonged vase-life in gladiolus and tulip flowers, respectively. Trehalose maintained a higher degree of water content accompanying with supressing protein degradation in gladiolus petals than control tissues. Short T_2s estimated as bound water from cytoplasm and the apoplastic regions were determined by solid echo technique. Preserving the initial values in short T_2s at 3d after trehalose-treatment suggested that bound water in gladiolus petal tissues was maintained. On the other hand, long T_1 of the intracellular water in tulip tepal tissues showed that trehalose functioned to protect vacuolar water. Furthermore, trehalose affected to enhance water uptake into tepal tissues though not to promote cell elongation and not to cause osmotic adjustment with maintaining high level of turgor. From these results, it suggests that trehalose does not act as an energy source or directly participate in osmoregulation and these characteristics distinguish it from other sugars such as sucrose. In cut gladiolus and tulip flowers trehalose may play an important role to prevent loss of water determined by T_1, T_2 and turgor with protecting macromolecules.
- 低温生物工学会の論文
- 2000-12-28
著者
-
和田 博史
愛媛大学農学部
-
福山 寿雄
愛媛大学農学部
-
野並 浩
愛媛大学農学部
-
戸田 智子
愛媛大学農学部
-
井上 眞理
九州大学大学院農学研究院植物資源科学部門
-
井上 眞理
九州大院農学
-
高田 睦美
九州大・農学部
-
野並 浩
愛媛大学大学院連合農学研究科
-
和田 博史
愛媛大学大学院連合農学研究科
-
大坪 繭子
九州大学大学院農学研究院植物資源科学部門
-
高田 睦美
九州大学大学院農学研究院植物資源科学部門
-
大坪 繭子
九州大・農学研究院・植物資源科学
-
井上 眞理
九州大学大学院生物資源環境科学府
-
井上 眞理
九州大学大学院 農学研究院
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