蛋白質立体構造データに基づく原子間距離情報を利用した文献からの蛋白質相互作用情報抽出方式(情報抽出)
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概要
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蛋白質は他分子との相互作用により機能を発現することから、相互作用情報のデータベース化が望まれている。そこで、蛋白質構造解析に関わる文献から相互作用について記述された文(相互作用記述文)を特定し、その文から必要な情報を抽出する方式を提案する。抽出すべき文を精度良く特定するため、テキスト処理に加え、文献に対応する立体構造の実データをもとに原子間距離の利用を図る。また、抽出対象となる固有表現が蛋白質・作用対象のどちらのフィールドに所属するかを判別するため、文の構造と立体構造データを併用する。所属先特定を文献3編、文特定を文献11編に適用した結果、精度はそれぞれ96.4%、74.3%となった。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2005-01-11
著者
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