ファジィ推論を用いた生体組織の硬さの評価システム
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概要
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触診は医者の診断の重要な手段の1つである。我々は、手が届かない部位をも触診を可能とするようなマスタ・スレーブ型の医用マイクロマニピュレータの開発を行なってきた。このシステムでは、オペレータは、マスタグリッパを操作することによって、生体組織の微小な部位の硬さを自分の触覚によって判別することができるが、さらに、測定データをもとに計算機が推定した硬さを知ることができれば、オペレータの硬さの評価はより信頼性の高いものになると考えられる。本論文では、この目的のため、ファジイ推論を用いた生体組織の硬さの評価方法を提案している。この方法では、エキスパートが各分野で経験で確立した硬さに対する主観的なスケールを取り入れている。また、この評価を、硬さによって変化する物理的パラメータの数値で表現するのではなく、言葉で表現している。
- 1994-04-15
著者
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