時間表現を含む分散システムの仕様記述法とそのテストの実現
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概要
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システムの高信頼化のため、分散システムの形式仕様記述の重要性が認識されて、記述法が研究されているが、時間概念を的確に表現できる方法がないことが問題となっている。プロセス代数に基づく言語の時間拡張が試みられているが、記述性、理解性に対する危倶がある。本稿では、より古典的な方法である、有限状態機械モデルに基づく方法の時間拡張を検討している。時間付き有限状態機械モデルTFSMを定義し、それの具体形を代数仕様言語OBJで記述し、更に分散システムのテストシステムを作成して、実行例等を示し、本モデルに基づく仕様記述が、有用なものであることを示した。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-11-14
著者
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