分散システムにおける動的改版のためのグループ通信(その2)
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概要
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大規模分散システムにおける多様な変化の影響を受容し,サービスの安定提供を支援する分散実行環境「リセプティブプラットホーム」が提案されている.ここでは,プロセス改版技術が重要な要素技術である.これまでに,未定義受信による異常状態を回避し,プロセスの同期停止を要しない「動的改版手法」を提案し,実現のためのグループ通信アルゴリズムを構築した.本稿では,従来アルゴリズムでは未解決のデッドロック問題に対して,タイムアウト設定を用いたデッドロック検出と,未定義受信への対処のためのチェックポイント-ロールバックアルゴリズムを利用したデッドロック解消とを可能とするグループ通信アルゴリズムについて述べる.本アルゴリズムにより,改版への制約を緩和し,適用領域を拡大することが可能である.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-05-19
著者
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