自己組織化モデルにおける非線形現象について
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概要
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本研究は、人間を構成要素とするシステムの挙動に焦点をあて、そのシステムの状態の動特性をシステムの自己組織化の過程として考察している。人間を含む組織のシステムは、相互作用、凝集性、組織の活動量の3変数から構成され、非線形微分方程式による自己組織化モデルとして定式化される。さらに、システムの状態の変化を示す自己組織化過程は、アトラクタ(attractor)をとおしてリアプノフスペクトルにより解析される。つまり、非線形決定論による自己組織化モデルの動特性を考察することにより、自己組織化過程がカオス的な複雑な挙動を示すことを明かにした。
- 日本知能情報ファジィ学会の論文
- 1996-08-15
著者
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