Study on Hybridized Genetic Algorithm for Production-Distribution Planning Problems
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究では, 生産・物流システム最適化の実現において, 最も重要で代表的な活動である生産配送計画問題として, 従来の輸送問題(Transportation Problem)と固定費付き輸送問題(Fixed Charge Transportation Problem), さらに生産容量の制約と伴うプラント配置問題(Capacitated Plant Location Problem)を取り上げ、それらの遺伝的アルゴリズム(GA)に基づく効率的な解法に関する研究を行っている.一般的に, これらの効率的な解法の開発に対して, 必要メモリ容量及び計算時間の観点からその改善が要求されている.本研究では, GAの開発に当たって, 問題の構造性に適合したハイブリット型GAの開発が行われている.すなわち, GAの弱点を補い, 解法の性能を向上させるためにGAと従来解法を組み合わせたハイブリッド型遺伝的アルゴリズムを提案している.生産・配送計画問題を対象とし, 生物進化的アプローチとして問題の構造性を活かした有効なハイブリッド型遺伝的アルゴリズムを提案し, 現実的な工学問題を解決するための進化算法を適応させる手法を提案している.
- 1999-06-15