ファジィ数を含む多目的非凸計画問題に対する浮動小数点型遺伝的アルゴリズムによる対話型ファジィ満足化手法
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概要
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本論文では, 現実の多目的意思決定状況における問題の定式化に携わった専門家の判断のあいまい性を取り入れたファジィ数を含む非凸の多目的非線形計画問題を定式化して, 浮動小数点型遺伝的アルゴリズムを用いた対話型ファジィ満足化手法を提案する.定式化された問題に含まれるすべてのファジィ数のメンバシップ関数の帰属度がα以上となる係数ベクトルの中で, 意思決定者が最も望ましいように, その値を設定するという, 非ファジィなα-多目的非線形計画問題を導入した後, 意思決定者のファジィ目標をメンバシップ関数で規定する.さらに, 意思決定者が主観的に設定した基準メンバシップ値とあいまい性の度合αに拡張ミニマックスの意味で近い拡張パレート最適解を求め, 意思決定者が満足しなければ基準メンバシップ値やあいまい性の度合を対話的に更新することにより, 拡張パレート最適解の集合の中から意思決定者の満足解を導出するという対話型ファジィ満足化手法を提案する.ここで, 拡張ミニマックス問題に, Michalewiczらによって提案されたGENOCOP IIIを適用して拡張パレート最適解を求める代わりに, GENOCOP IIIの問題点に対処するため, 初期実行可能解の効率的探索と2分法による実行可能解の探索を導入した改良型GENOCOP IIIを適用して, より効率的に求めることを提案する.最後に, 数値例により提案した手法の妥当性を示す.
- 1998-02-15
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