ペン入力のための楕円形仮想キーボードとベクトル入力法
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概要
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本稿では、楕円形仮想キーボード(VOKB)及びストロークの始点と終点の位置情報を入力情報の決定に利用するベクトル入力法の2つを提案する。従来の矩形仮想キーボード(VKB)の形状は手首の回転に合わないため、入力時の負担となっていた。我々はVOKBを実験から得たペンの動かしやすい領域に基づいて設計した。入力速度の点から矩形VKBと比較し、VOKBによる入力のほうが高速であることを確認した。ベクトル入力法はSpace等を入力する際に手首を大きく動かす必要があった問題と同時ポイントが不可能であった問題を解決する。本手法をSpace,carriage return,backspace,shiftに適用した結果、ポイント入力法より高速な入力が可能であった。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-03-02