インターレース画像における動き補償予測方式の検討
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概要
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動き補償予測+DCTをベースとしたハイブリッド符号化において,筆者らが提案するインターレース画像に適した動き補償予測FAMCのハードウエア規模縮小を目的に簡略化したS-FAMCとDual'についての検討を行った.FAMCの簡略化として予測画素算出の為の演算時のビット精度の制限と除算の削除,動きベクトル検出時の2ステップ探索による演算量の削減,B-PictureにおけるFAMC動き補償予測による前後フレームからのインターポレーションを禁止することにより実現した.その結果係数のビット精度としては3ビット程度でも良好な画質が得られることをシミュレーション実験によって確認した.また,S-FAMCとフレーム/フィールド/Dual'適応予測についての符号化効率をシミュレーション実験によって,Flower GardenやFootball等の自然画像においては若干S-FAMCがフレーム/フィールド/Dual'適応予測より高いSNRを得られること,輝度,色差の平坦な部分の多いMobile & Calendarではフレーム/フィールド/Dual'適応予測の方が高いSNRが得られることを確認したので報告する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-06-24
著者
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井上 修二
松下通信工業株式会社技術本部av&c研究所
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行武 剛
松下通信工業株式会社技術本部AV&C研究所
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行武 剛
松下通信工業株式会社技術本部av&c研究所
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行武 剛
松下通信工業(株)ワイヤレスソリューション研究所
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