歩行者ナビゲーションにおける情報伝達の利用者適応の分析
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概要
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本稿では, 歩行者を目的地までナビゲートする対話において, 歩行者にどのように適応して情報が伝達されているかを分析した結果について述べる. 計算機システムを誰もが使いやすいように設計するためには, 利用者に適応して情報を伝達する技術が重要となる. 特に, 歩行者をナビゲートする対話システムでは, 利用者の周辺地理に関する知識などに応じて, 目的地までの経路を案内しなければならない。我々は, このような対話システムを実現するために, 人間が歩行者をナビゲートする際に, どのように歩行者に適応した情報を伝達しているのかを収集し, 分析した. 対話データを分析した結果, 歩行者の周辺地理に関する知識の有無に応じて, 発話ターン数に統計的に有意な差があることを示す. さらに, ランドマークや方向指示の表現が, 歩行者に応じて選択されていることを示す.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2001-05-31
著者
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赤埴 淳一
日本電信電話株式会社NTTネットワークサービスシステム研究所
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杉山 聡
日本電信電話株式会社NTTコミュニケーション科学基礎研究所
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赤埴 淳一
Nttコミュニケーション科学基礎研究所
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杉山 聡
NTTコミュニケーション科学基礎研究所
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小暮 潔
NTTコミュニケーション科学基礎研究所
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小暮 潔
ATRメディア情報科学研究所
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小暮 潔
日本電信電話株式会社 Nttコミュニケーション科学基礎研究所
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