Dempster-Shafer理論を応用したコーパスからの言語知識の獲得手法
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概要
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現在,電子化された言語データの増加にともなって,計算機上で電子化された言語データを利用した言語知識獲得の研究が非常に盛んになっている本論文では,コーパスから抽出した単語間の係り受け関係のデータを基に,単語間距離を計算し,コーパス中に出現しなかった単語間の係り受け関係を推測する方法について述べる.特徴としては,可能な解をすべて出力するパーザーを利用し,Dempster-Shafer理論における「無知」という概念を導入することでコーパス中に現れていないかかり受け関係を扱う.また,そのデータに基づいて計算される単語間距離の情報や効率的な人間の介入により,かかり受け関係の有無を計算する.そして,提案するアルゴリズムに基づいて日本語復号名詞に対する実験を行ない,その結果を考察する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-07-09
著者
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