JAHPFベンチマークプログラムを用いたHPFの性能評価
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概要
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JAHPFで選定された7つのベンチマークプログラムを日立Parallel FORTRANを用いて並列化し、現行のHPFコンパイラに対する問題点の抽出と、MPIとの比較を含む性能評価を行った。ここで使用したプログラムはコンパイラ評価用に簡略化されたものではあるが、全て実際の技術計算プログラム(流体差分法,粒子コード,第1原理分子動力学コード等)から抜出したものである。現行のHPFによる並列化とMPIによる並列化の性能差は1.0∼2.2倍程度であり、これらのプログラムに対しては実用に耐える程度の性能を実現してはいるが、性能を引き出すためには、指示行挿入以外のプログラムの変更が必要となる。
- 1999-12-03