数値シミュレーションの可視化診断システム
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概要
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偏微分方程式を用いて定式化される数値シミュレーションの過程に出現する様々な症状を、視覚的な手段を用いて系統的に診断する方法を提案する。この方法は症状の原因を、パターンマッチの手法を一部用いて、離散化方程式の係数行列から得られる固有ベクトルないし行列列ベクトルの性質に帰着させるものである。その過程で固有ベクトルの線形変換による不変性を利用する。またベクトル値を画面上に等高線で表現し、人間の認知能力を生かした重ね合わせによる比較を行なう。この方法による可視化診断機能を偏微分ソルバDEQSOLに組み込み、風速場内の温度分布問題や拡散問題など数例の診断に適用してその有効性を確認した。
- 1996-05-24
著者
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