構造化文書データベースのための文脈条件とパターン
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概要
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構造化文書データベースから文書部品を検索するために、文書構造を利用した条件を用いる研究は多い。しかし、従来研究では、どのような条件を許すかが実装の都合によって決定されている。その結果、条件の記述力が明確ではなく、検索アルゴリスムの比較も容易ではない。また、文書部品の共有やバージョン管理を行うデータベースには適用できない。本研究では、どんな条件を許すかを、実装に依存することなく定める。文書構造中の下位ノードについての条件(パターン)を林オートマトンによって表し、上位ノード・兄弟ノード等についての条件(文脈条件)を、林オートマトンによって重みづけられたパス正規表現によって表す。林オートマトンを用いた原理的な検索アルゴリスムは、文書全体の二回の走査とノード数に比例する計算量で実行できる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-05-13
著者
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