質量保存則を有する非同期セルオートマトンの空間パターン形成と遺伝的アルゴリズムによる探索(進化的計算I)
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概要
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セルオートマトン(CA)は様々な複雑な現象、特に空間パターンの自発的形成の数理モデルとして重要である。しかしながら、通常のCAでは、同期更新性や非質量保存性のために実際の自然現象のダイナミクスとの整合性が低い。そこで本公演では、非同期で質量保存される新しいタイプの2次元CAを提案する。このタイプのCAは実際の現象との整合性が高いとともに、質量保存という拘束条件があるため、遺伝的アルゴリズムを用いてルールを探索しやすい。本CAは自然界の巨視的パターンと微視的な相互作用の関連を研究するのに有用である。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2003-12-11
著者
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