正常月経周期日数とその変動範囲に関する調査
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概要
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「月経に関する定義」の基礎調査は昭和37年に松本らにより行われた。この調査以後, 正常月経周期を規定する各数値の再検討は行われていない。しかし, 月経周期は栄養摂取量, 運動, ストレスなどの環境因子の影響を受け, 変化する可能性がある。本調査は, 生殖機能が安定した時期である女性の月経周期やその変動範囲を調査し, 正常月経周期を規定している各数値の40年後の再評価を行うことを目的とした。対象は, 女子学生(平均年齢20歳)166名中56名の連続する6ヵ月間の月経周期日数は277周期であった。研究方法は, 月経周期日数, 出血持続日数, 月経周期日数の変動, 出血持続日数の変動に関して40年前の松本らの調査と比較した。その結果, 月経周期日数25〜38日, 月経周期日数の変動7日以内, 出血持続日数4〜7日, 出血持続日数の変動2日以内であった。月経周期日数の範囲は現定義と一致したが, その変動範囲は拡大し, 平均月経周期日数の延長がみられた。「月経に関する定義」における正常範囲とは, 月経周期日数25〜38日, その変動は6日以内で, 出血持続日数3〜7日とされている。
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