フタル酸エステル類の電子捕獲型検出器への応答
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概要
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フタル酸エステル類(PAE)を電子捕獲型検出器付きGC(GC-ECD)で定量する際の最適条件を得るため,フタル酸ジ2-エチルヘキシル(DEHP)を用いてECDへの応答を検討した.DEHPのECD感度は分離温度やキャリヤーガス流量などのGC要因の影響を受けるが,特に後者の影響は著しく流量が大きくなると応答は指数関数的に低下し,条件によっては負のピークを与えた.これらの結果を基にしてPAEのECD応答について議論した.PAEのGC-ECDにおいては,キャリヤーガス流量を小さくして感度を上げ,カラム温度を上げてピークをシャープにするようにする.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1987-10-05
著者
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