メチルオレンジによる脂肪族アミン類のイオン対抽出
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概要
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イオン対生成試薬としてメチルオレンジ(MO)を用い,22種類の脂肪族アミンについて抽出実験を行った.その結果,第一アミンでは炭素数が7個以上,第二及び第三アミンでは炭素数が6個以上であればMOとのイオン対を抽出することが可能であった.すなわち,脂肪族アミン類がMOとイオン対を生成して有機溶媒に抽出されるためには,これらのアミン類のpK_aや種類(級)は影響を与えないものと考えられる.又,炭素数が等しいアミンでは,第一アミンよりは第二アミン,第二アミンよりは第三アミンのほうがイオン対を生成しやすいことが示唆された.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1986-02-05
著者
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阿部 美智子
藤田学園保健衛生大学衛生学部
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永 忍夫
藤田学園保健衛生大学衛生学部
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鈴木 良美
藤田学園保健衛生大学衛生学部
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小池 久
藤田学園保健衛生大学衛生学部
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永 忍夫
藤田保健衛生大学衛生学部機器分析化学教室
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小池 久
藤田保健衛生大学衛生学部機器分析化学教室
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