液体クロマトグラフィーの固定相としてのポリエチレンの特性
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概要
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高密度ポリエチレンの球形微粒子を充てんしたカラムを作製した,一連の酢酸エステル並びに安息香酸エステルをモデル化合物として,上記カラムにおける保持能を種々の組成の水-メタノール混合移動相を用いた系において測定した.各モデル化合物についてのカラムの保持能は,移動相中の水濃度の上昇に従って増大した.移動相の組成を一定とするとき,上記の各エステル群について,保持能の対数とエステルのアルキル鎖炭素数との聞に直線関係が認められた.ポリエチレンを固定相とする系での保持挙動を,オクタデシル化学結合シリカゲルを固定相とする系でのそれと比較すると,移動相溶媒組成が同一であれば,化合物間の分離係数は両者の系で差がないことが明らかになった.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1984-02-05
著者
-
鈴木 信男^
東北大学理学部化学教室
-
鈴木 信男^[○!R]
東北大学理学部化学教室
-
斎藤 紘一
東北大学理学部化学教室
-
野村 広正
東北大学理学部化学教室
-
斎藤 紘一
東北大 理
-
斎藤 紘一
東北大学理学部
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