沈殿試薬を用いる焦点クロマトグラフ法 : 第2,3族金属硫化物及び水酸化物の溶解度積と泳動距離との関係
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概要
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沈殿試薬による第2,3族金属の焦点クロマトグラフ的挙動について検討した.本法による分離の基礎は溶解度積の差と泳動距離との関係にあるので,この点の検討をした.実験は正極液に0.01M塩酸,負極液に0.0025M硫化アンモニウム,0.001M硫化ナトリウム,0.0125M水酸化アンモニウム,又は0.01M水酸化ナトリウムを用いた.又加電圧は1000V/30cm,通電時間は30分が最適の分離条件であった.実験の結果,log pK_Sと泳動距離は,上のいずれの場合でも,ほぼ,直線上にのることが確認された.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1982-03-05
著者
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