非イオン性界面活性剤水溶液系におけるテノイルトリフルオロアセトンとトリオクチルホスフィンオキシドを用いるウランの吸光光度定量法
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概要
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UO_2^<2+>-テノイルトリフルオロアセトン(TTA)-トリオクチルホスフィンオキシド(TOPO)混合錯体は非イオン性界面活性剤(ノナオキシエチレソドデシルエーテル)水溶液に可溶化され,376 nmに極大吸収を持つ吸収スペクトルを与える.この水溶液はpH 3.4〜4.8で一定の吸光度を示し,UO_2^<2+>として0〜16μg mlの濃度範囲でベールの法則が成立する.モル吸光係数は2.1×104 cm^<-l>mol^<-1> dm^3である.EDTAをマスキング剤として用いることにより,トリウム,ジルコニウム,鉄など多くのイオンの妨害を除去できる.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1981-05-05
著者
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竹田津 富次
九州大学教養部化学教室
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竹田津 富次
Faculty Of Home Life Science Fukuoka Women's University
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木元 裕子
福岡女子大学家政学部
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竹田津 富次
九州大学教養部
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