非弾性トンネル電子スペクトロスコピーによる安息香酸の振動スペクトル
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概要
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微量試料の分子振動スペクトルを高感度に測定する目的から,非弾性トンネル電子スペクトロメーターを試作し,安息香酸の振動スペクトルの測定を試みた.試料の測定に必要なアルミニウムーアルミナー鉛から成るJunction(接合)は,スライドガラスを基盤とし,(10^<-4>〜10^<-5>)Torrの真空中で先にアルミニウムを蒸着し,次に大気にさらしたうえで試料をドープし,再び真空中で鉛を蒸着してサンドイッチ状に構成する.このJunctionを4.2Kのクライオスタットに入れ,アルミニウムと鉛の両電極間に500mVまでの直流バイアス電圧をかけ,得られる電流-電圧曲線を解析することによりトンネル電子スペクトルを得た.パンドエリミネーションフィルターの採用と高利得プリアンプの使用により,微弱信号検出の安定化ができた.測定の結果予想される赤外活性とラマン活性な振動モードが観測され,かつ安息香酸は吸着解離状態にあることが推察された.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1980-01-05
著者
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村田 勝夫
大阪大学理学部化学科
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池田 重良
龍谷大学理工学部
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池田 重良
大阪大学理学部化学科
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文珠四郎 秀昭
大阪大学理学部化学科
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文珠四郎 秀昭
大阪大学大学院理学研究科
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文珠 四郎秀昭
分子研・錯体
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文珠四郎 秀昭
大阪大学理学部
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文珠四郎 秀昭
分子化学研究所錯体化学実験施設
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池田 重良
龍谷大 理工
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文珠 四郎秀昭
大阪大学大学院理学研究科
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池田 重良
大阪大学理学部
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