ニッケルジメチルグリオキシム錯体の光音響スペクトルとニッケルの微量定量
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概要
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光音響分光計を製作し,これを用いて固体試料の吸収スペクトルの測定法と微量金属の定量法を研究した.固体試料としてニッケルジメチルグリオキシム錯体を選び,これをはん点分析の手法を利用して濾紙上で生成せさた.錯体生成の最適条件及び錯体の光音響信号測定の最適条件を検討した.固体のニッケルジメチルグリオキシム錯体の光音響スペクトルは,同一試料の拡散反射スペクトルとよい対応を示したが,これの可溶性錯体の溶液,及びクロロホルム溶液の吸収スペクトルとは異なっていた.ニッケル量に対して540nmの基準化強度を図示することによって(5〜50)ngまで直線性のよい検量線が得られた.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1979-02-05
著者
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