ポーラログラフ接触電流を利用する微量チタンの定量法
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概要
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チタン-EDTA錯体-臭素酸イオン系のポーラログラフ接触電流を利用する薄膜中の微量チタンの定量法を検討した.EDTAでチタンを錯体とし,酢酸ナトリウムを緩衝剤兼支持電解質として,pH4で-0.35V vs.SCEに生ずるポーラログラフ接触電流を測定して定量を行った.検量線は(5×10^<-7>〜1×10^<-5>)Mの範囲にわたって原点を通る直線となった.定量下限は24ng/ml,感度は5ng/mlであった.再現性は良好で,0.4μg/mlの微量チタンを変動係数2.3%で定量できた.接触電流は界面活性剤の添加により大幅に変化した.ヨウ素酸,亜テルル酸,過酸化水素などは定量を妨害した.本法を炭化チタン蒸着腹中のチタン成分の定量に適用した.定量のための全操作は約30分間であった.同時に蒸着した2枚の薄膜の分析結果はよく一致した.
- 1979-12-05
著者
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