無炎原子吸光法による生体試料中金属の定量

元データ 1976-07-10 社団法人日本分析化学会

概要

生体試料(ほ乳動物肺)中に存在するクロム,マンガン,鉄,コバルト,ニッケル,銅,カドミウム及び鉛の8元素について加熱グラファイト管アトマイザー付き原子吸光分析による定量を行った.前処理としての灰化はプラズマ・アッシャーにより低温灰化した.灰化の際金属の揮散を防ぐため出力50W以下,温度約(100〜150)℃で48時間灰化した.灰化試料は硝酸1mlを加え溶解させながら全量を10mlとし試料とした.カドミウムについてはD_2ランプによるバックグラウンド補正を行った.生体試料中の各種金属を定量し,回収率を求めたところ(90〜102)%の範囲にあり,その変動係数は(1.7〜7.7)%であった.従って,本法は動物肺中の数種の金属定量に用いられることを認めた.

著者

堀口 俊一 大阪市立大学医学部衛生学教室
堀口 俊一 大阪市立大学 予防医
瓦家 敏男 大阪市立環境科学研究所
堀口 俊一 大阪市立大学
堀口 俊一 大阪市立大学医学部環境衛生学教室
川崎 美保子 大阪市北保健所
岡 三知夫 大阪市立環境科学研究所
瓦家 敏男 大阪市環科研

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