燃焼生成物の低温捕集法
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概要
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本研究は高分子化合物の熱分解、あるいは燃焼時における生成物の冷却捕集方法の開発を目的としている。 はじめに、Porapak Q などポリマー充てん剤の低温域における保持容量をメタン、エタン、一酸化炭素、二酸化炭素について測定した。 その結果に基づいて、Porapak Q を捕集剤として選び、ドライアイス-アセトン浴を寒剤とするトラップの捕集性能を調べた。 その結果、プロピレンを境界物質とし、これより高分子量の有機化合物はすべて捕集されることを確認した。 更に、このトラップを通過するメタン、エタソ、二酸化炭素などは液体窒素を寒剤とするトラップにはすべて捕集されることも確認した。 よって二つのトラップの直列配置により、プロピレンを境界物質とする分別捕集が可能となった。 なお、被捕集物の再生状況はいずれのトラップについても良好であった。
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1975-10-10
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