オストワルド熟成による局所分析用含アルミニウム赤鉄鉱標準試料の作製
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概要
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Na_2O・2B_2O_3又はNa_2O・4B_2O_3融剤中でオストワルド熟成機構を利用し, 0.03〜2.6mass%Al_2O_3を含む5種類の赤鉄鉱(α-Fe_2O_3)を得た.これらの結晶(粒径10〜20μm)を焼結し, Alの濃度分布を局所分析用標準試料の立場から検討した.電子線プローブX線マイクロアナライザーによる異なる分析位置でのAl濃度のRSD(n=5)は, 0.6〜2.6mass%Al_2O_3に対して約2%であった.この値は, 約3μm間隔で測定した微小領域でのRSD1.0〜1.5%より幾分大きかった.イオンマイクロアナライザーによる相対強度比I(^<27>Al^+)/I(^<57>Fe^+)のRSD(n=5)は, 0.03〜0.6mass%Al_2O_3の濃度範囲で, 異なる分析位置に対しては4〜6%, 深さ方向分析に対しては1〜4%(n=16〜20)であった.
- 1992-02-05
著者
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