赤外反射吸収分光法及び電気化学の同時測定による白金電極に吸着した一酸化炭素の酸化挙動(<特集>表面・界面・薄膜と分析化学)
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概要
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水素電位領域で白金電極に吸着した一酸化炭素について酸化ボルタモグラムと赤外反射強度の同時測定によりその吸着状態について研究した.IMHClO_4及び0.1MNaOH水溶液において共に二つの酸化波とlinear型CO(CO_L)及びbridge型CO(CO_B)に対応する赤外吸収バンドが観測された.HClO_4水溶液の場合, 高電位の酸化波の一部分がCO_Lに対応し, CO_BはCO_Lより低電位で酸化されたが, 低電位側の酸化ピークとも対応しなかった.この高電位側の酸化波の半分以上は, 著者らが以前より提案してきた赤外反射法では観測されない吸着一酸化炭素, と結論した.NaOH水溶液の場合, CO_L及びCO_Bは両方とも高電位側の酸化波と対応し, 低電位側の酸化波とは対応しなかった.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1991-11-05
著者
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