炭素-13核磁気共鳴スペクトルによる有機化合物の部分構造解析プログラム
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概要
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未知有機化合物の^<13>C-NMRスペクトルと原子組成又は分子式から, 自動的に部分構造を推定するコンピュータプログラムを作成した.まず, あらかじめ設定した554種の部分構造に含まれる各炭素のピークについて, 文献等から収集した約6100件のスペクトルデータを調べ, その中心位置と出現範囲を求めることにより, 部分構造を推定するためのパラメーターを決定した.又, これらを判定評価するための関数として正規分布曲線を採用した.入力された未知化合物のスペクトルの各ピークが設定されたどの部分構造に由来するかを, これらのパラメーターと評価関数を用いて判定する.多数の被検化合物についてテストを行った結果, 含まれる部分構造を精度よく推定できることが分かった.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1994-07-05
著者
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