データ処理による細胞内遊離カルシウムイオン濃度分布のビデオ蛍光顕微鏡像と細胞構造との対応法
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概要
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蛍光顕微鏡と画像処理を用いた, 蛍光性カルシウム指示薬Fura-2による細胞内遊離カルシウムイオン濃度分布測定で, 細胞の顕微鏡像とカルシウムイオン分布像を重ね合わせて表示するシステムを作成した.このシステムは, ソフトウエアで2種類の画像を重ねて表示できるようにしたもので, 細胞像は7段階の白黒で, カルシウムイオン分布は24色で表示される.細胞像は, 通常の透過光像以外に, ノマルスキー微分干渉像など, 目的にあった種類が利用できる.この結果, カルシウムイオン分布と細胞構造の対比が容易になり, 細胞内分布のみならず, 組織切片など種々のサンプルのカルシウムイオン分布の研究にも有用であると考えられる.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1992-09-05
著者
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