グルコース酸化酵素固定化電極とβ-ガラクトシダーゼ固定化測定セルとを利用した乳製品中のグルコース及びラクトースの同時測定(<特集>センサー)
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概要
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グルコース酸化酵素膜と酸素電極とを組み合わせた酵素電極と, β-ガラクトシダーゼ膜固定化セルとから成るセンサー系を構成し, グルコース及びラクトースの同時測定に利用した.試料添加1.5分前後で, 電極電流は, 時間の経過と共に直線的に減少していた.この直線のこう配からラクトース濃度(70μM〜7mM)を, 又, この直線を時間t=0.40分に補外したときの電流軸切片からグルコース濃度(5μM〜1.0mM)を, それぞれ求めることができた.この測定方法の妥当性は, 伝達関数を用いた簡単な計算から裏付けられた.0.3mMグルコースと3.0mMラクトースとの混合液の添加を10回繰り返したときの相対標準偏差は, グルコースに対して2.3%, ラクトースに対して3.9%であった.本測定方法により1時間当たり20試料の分析速度で, 乳製品中のグルコース及びラクトース濃度が測定可能であることが示された.
- 1990-11-05
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