逆相高速液体クロマトグラフィーにおけるピリジルアゾナフトールのニトロ誘導体及びその金属錯体の保持特性
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概要
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ピリジン環の3-位あるいは5-位にニトロ基を導入した2-(2-ピリジルアゾ)↓ナフトールのニトロ誘導体(xN-a-PAN, x = 3 or 5)及びその金属錯体の逆相高速液体クロマトグラフィーにおける保持特性を調べた.N-α-PAN系では,cc-PAN系に比べて中性錯体の保持が大きくなった.ニトロ基のかさ高さが錯体の保持に強く影響を及ぼす.また,N-α-PAN系では,Co(III)錯体はもちろんのこと,Co(II)錯体のピークが得られた.更に3N-α-PAN系においてのみ,試薬の保持時間が陽イオン性であるCo(III)錯体の保持時間よりも短くなることが観察された.3N-α-PANの酸解離定数,分配定数,結晶構造は,その中性型がヒドラゾン(ケト)互変異性体で存在していることを示唆した.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 2003-12-05
著者
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安井 孝志
名古屋工業大学大学院物質工学専攻
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安井 孝志
名古屋工業大学しくみ領域
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大畑 奈弓
名古屋工業大学おもひ領域
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山田 碩道
名古屋工業大学応用化学科
-
大西 卓
名古屋工業大学しくみ領域
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水野 芳之
名古屋工業大学しくみ領域
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山田 碩道
名古屋工業大学しくみ領域
-
山田 碩道
名古屋工業大学
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