シュレンク管操作法を用いた空気に敏感な試料の炭素, 水素及び窒素の定量
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概要
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空気に敏感な試料の炭素、水素及び窒素を横型燃焼管の元素分析装置を用いて定量する目的で、量り取りから燃焼管への挿入まで試料を空気に触れさせないための方法としてシュレンク管操作の応用を検討した。試料はあらかじめシュレンク管に入れておき、その必要量を、窒素気流中でこの目的のために作られたガラス容器内の白金ボートに移し取り、アルミニウム製ひょう量瓶に入れて量り取る。量り取り終えたボートは再びこの容器内でひょう量瓶から取り出され、容器の横の口から挿入した試料導入棒の先端に載せて、もう一方の口より燃焼管内へ押し込む。分析値の繰り返し誤差は常法に比して少し大きくなるが、許容誤差範囲内で分析できることを示した。
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1989-03-05
著者
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