大気中1, 1, 1-トリクロロエタン, トリクロロエチレン, テトラクロロエチレンの低温濃縮 : キャピラリーガスクロマトグラフィー : 水素フレームイオン化検出法による連続自動測定
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概要
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低温濃縮法とキャピラリーGC(フレームイオン化検出器)の組み合わせによる自動分析システムにより環境大気中の1,1,1-トリクロロエタン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレンの連続測定を行った。本分析法によるこれらの3種のハロゲン化炭化水素に対する検出限界は約20pg(200mlの大気サンプルの場合、約20pptに相当する)と見積もられ、一般環境大気中濃度に対応できるものであった。筑波地区において約2週間、1〜2時間ごとの連続測定を行い、1,1,1-トリクロロエタン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレンの濃度変動データを得た。このほかにもジクロロメタン、1,1,2-トリクロロトリフルオロエタン(フロン113)、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロベンゼンなどのハロゲン化炭化水素及び30種の炭化水素が検出された。
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1989-01-05
著者
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