鉛(II)-エチルキサントゲン酸錯体とのイオン交換による水銀(II)の抽出滴定
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概要
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鉛(II)のエチルキサントゲン酸錯体{Pb(EtX)_2と略記}を作成し,これのクロロホルム溶液を滴定剤,銅(II)を指示薬とする水銀(II)の抽出滴定法を作成した.水銀(II)(0.2mg〜4.0mg)を含む水溶液を分液漏斗に採り,銅(II)溶液を加えた後,酢酸塩緩衝溶液を加えてpHを3〜5にする.滴定剤を加えて振り混ぜて,有機相を捨てる.この操作を有機相が,かっ色{Cu(EtX)_2の色}になるまで繰り返す.初めの振り混ぜで抽出定数の大きい水銀(II)が鉛(II)と交換抽出される.終点で,次に大きい銅(II)が鉛(II)と交換抽出される.市販のマーキュロクロム液,農薬中の有機水銀を,硝酸と過酸化水素水で分解し,生じた水銀(II)を本法で定量できた.
- 1977-09-05
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