ガスクロマトグラフ四重極質量分析計と全有機体炭素分析計の結合による水中有機体炭素の安定同位体比の測定法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
全有機体炭素分析計(TOC分析計)の流路に直接ガスクロマトグラフ四重極質量分析計(GC-QMS)を結合し,いわゆるdynamicの状態で,水中の有機体炭素の安定同位体比^<13>C/^<12>Cを測定する方法を考えるとともに,その特性を検討した.併せて同時に得られる有機体炭素量の定量精度についても検討した.測定は溶存する有機物について行った.検水をアンブルに採取し,溶封した後,湿式法で酸化し,二酸化崖素に変換し,ヘリウムで送り出すことによりGC-QMSに導入した.溶存有機体炭素量と安定同位体比^<13>C/^<12>Cは,多重イオン検出器とデジタルインテグレーターの検出系で,m/e44,45のマスフラグメントトグラフィーを行うことにより得た.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1977-06-05
著者
関連論文
- スパークイオン源四重極質量分析計の開発
- ガスクロマトグラフ四重極質量分析計と全有機体炭素分析計の結合による水中有機体炭素の安定同位体比の測定法
- 直留ガソリン中脂肪族硫黄化合物の定性分析
- 高速有機化合物分子の表面電離
- GC-MSにおけるイオン計数法とその特性
- アルカリ性ペルオキシ二硫酸カリウム分解を用いる環境水中の全窒素測定法における硝酸イオンの紫外吸光光度定量法の応用
- 逆相吸着高速液体クロマトグラフィーによる水中の微量殺虫剤フェニトロチオンの簡易迅速定量法
- 水田への有機リン系殺虫剤(フェニトロチオン)の散布と微小生物群集への影響
- 大気分析におけるGC-MS
- 試作四重極質量分析計の感度と分解能
- GC-MSにおけるイオン計数法とその特性