赤外線吸収法及び核磁気共鳴吸収法による低密度ポリエチレンの分岐の定量
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概要
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低密度ポリエチレン中に含まれる分岐度の定量値の信頼性を検討するため,成形フィルムを用いた赤外線吸収スペクトルによる定量値と,濃厚溶液を用いたプロトンCW,プロトンFT及び^<13>C-NMRによる定量値とを比較した.炭素原子1000個当たりのメチル基濃度から求めた分岐はIR法では22±2,NMR法ではプロトンCW,プロトンFT,^<13>C-FTによる値がそれぞれ19,20,20となりいずれもよく一致している.^<13>Cの結果は他の報告と異なる点もあるが,測定条件の差異によると考えられる.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1977-05-05
著者
-
安藤 勲
東京工業大学大学院理工学研究科物質科学専攻
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西岡 篤夫
東京工業大学高分子工学科
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西岡 篤夫
東京工業大学工学部
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安藤 勲
東京工大 工
-
松本 淳一
東京工業大学高分子工学科
-
松本 淳一
住宅公団総試
-
安藤 勲
東京工業大学 大学院 理工学研究科
-
西岡 篤夫
東京工業大学
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