計算機による時間割編成支援に関する一考察
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概要
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学校教育において, 教育カリキュラムは学生および教官にとって最も重要な要素の1つであるが, あらかじめ定められた時間枠の中に,これらをどのように配分して授業を行うかという時間割編成問題は教育効果の面からみても, また教官の勤務条件の面からみても重要である. この時間割編成を計算機で支援しようという試みは1960年代の初めから多くの人達により行われており, 中学校や高等学校においては一部実用化されている. しかし, 高専の場合は次のような相違点がありそれらシステムをすぐに使うわけにはいかない. (1) (同学年でも学科が異なれば)クラス毎に割り付けるコマの種類が異なる(2)1クラスに割り付けるコマの種類が多い(3)50分授業と100分授業が混在している(4)卒研・実験・実習等の長時間連続科目が多い(5)教官の研修日等考慮すべき条件が多い. 学校時間割編成については従来から次のような数学モデルが提案されている. (1)3次元0-1配列モデル(2)グラフの色分けモデル(3)ネットワークフローモデル(4)非線形計画モデル(5)連立0-1不等式モデル. これらはいずれも優れたモデルではあるが上述の高専の特殊性を考えた場合あまり適当とは思えない. そこでここでは人が時間割編成を行う過程により近いヒューリスティックモデルで定式化を行い, 記号処理言語LISPを用いて記述した.
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1986-10-01
著者
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