段階的スコアリングによる文章間の類似度計算法
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概要
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情報処理装置のマンマシンインタフェースの高度化・高速化のためには、文字、単語レベルから一歩進んだ文(或いは文章)レベルの認識技術が今後重要な技術の一つになると考えられる。一方、マンマシンインタフェースが重視されるデータベース検索等を目的とする質問応答システムでは、その質問文の表現パタンは幾つかの類型に分類できる有限集合を形成すると考えられる。このような有限な入力文の集合を前提とする場合、システムに予め類型を代表する標準表現パタンを用意しておき、入力された質問文とこれらの標準表現パタンとの類似性を数量的に評価し順序づけを行うことによって、入力された質問文が何かを認識するアプローチが可能と考えられる。本稿では上記の認識アプローチを可能とする中核となる手法、すなわち意味的類似性により分類した単語知識を基礎に単語レベルから出発して段階的により大きな表現間の類似度を求めることを特徴とする表現間の類似度計算手法を提案する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1986-10-01
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