稠密処理システムGALAXYのアドレススペースの考え方
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
稠密処理(Holonic Processing)は、バッチ処理、TSS処理、分散処理と発展してきた計算機の利用形態の次世代を担うものとして我々が提唱しているものである。これは、ネットワーク全体が協調して働く生物体のように有機的なコンピュータシステムを実現しようというものである。GALAXYは現在我々が設計中の稠密処理システムである。今回は、地理的に広い範囲にばらまかれた情報及び資源を統合して扱うためにGALAXYが用いている方法について説明する。この際に目標となるのは、ユーザが全ての情報や資源を自分のワークステーション上にローカルに存在しているかのように利用できる「トランスペアレント・ネットワークシステム」の構築である。オブジェクトの管理及びネーミングのメカニズムに関しては他の二稿で(3U-7,9)で述べられている。本稿では、プログラムレベルでのインタフェースであるアドレススペースの考え方と、そのメカニズムについて説明する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1986-10-01
著者
-
太田 昌孝
東京大学精神神経科
-
河内谷 清久仁
東京大学
-
前川 守
東京大学理学部情報科学科
-
太田 昌孝
東京大学医学部精神神経科
-
濱野 純
東京大学
-
濱野 純
東京大学理学部情報科学科
-
前川 守
電気通信大学情報システム学研究科情報システム設計学専攻
-
前川 守
東京大学
-
太田 昌孝
東京大学医学部付属病院精神神経科
関連論文
- パネル討論会 : 専用プロセッサの動向 : 昭和51年度第17回大会報告
- IB-4 てんかん児の社会参加からみた療育上の問題点 : アンケート調査から
- 理学部研究ニュース
- 1.2 分散OS Galaxy (日本におけるオペレーティングシステム研究の動向)
- 分散オペレーティングシステムにおけるプロセス移送の方式
- 分散オペレーティング・システムにおける名前管理
- GALAXY 分散オペレーティングシステムにおけるネットワーク透過なオブジェクトの名前付けと位置決め
- 861 幼児自閉症におけるシンボル機能の障害 : その(4)指さしの機能分化と静観対象の形成(臨床・障害7,臨床・障害)
- 860 幼児自閉症におけるシンボル機能の障害 : その(3)シンボル機能の障害と静観対象の形成(臨床・障害7,臨床・障害)
- 902 幼児自閉症の言語とシンボル機能 : その(2) 身ぶり模倣とシンボル形成(自閉症(I),臨床・障害)
- 自閉的な子ども(075〜078)(特定テーマ)
- 075 幼児自閉症の言語と象徴機能 その(1).(自閉的な子ども,特定テーマ)
- 稠密処理システムGALAXYでのネーミング
- 稠密処理システムGALAXYのアドレススペースの考え方
- 稠密処理システムGALAXYでのオブジェクト管理
- ワ-クステ-ションの動向と応用 (ワ-クステ-ションの高度応用技術特集)
- 2. 基礎技術 2.2 分散処理システムにおける同時実行制御 (分散処理技術)
- 計算機複合体のオペレーティングシステム
- ファイル・プロセッサとデータベース・マシン
- 自動フロー・チャーティング
- 〈自閉症児のことばの問題〉自閉症児の表出言語と表象機能との関係: 自閉症児の言葉の発達を促す指導
- 情報処理システムのモジュール化