線型回路網の言語的表現について
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概要
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式を記号のまま処理を行う数式処理言語は幾つか提供されており,それらは現在でも改良が加えられ,機能の高いものが利用できるようになってきた.先に我々は,このような改良のすすむ数式処理言語を積極的に利用した回路網の記号解析手法について報告した.これによると独立電源,従属電源,および受動素子からなる線形回路網の解析を,すべての回路要素の素子値を記号としてとらえて行うことができた.しかし解析すべき回路網を記述するファイルは単に素子名,枝番号などが羅列されたもので,枝番号などの管理は利用者が行うものとしていた.しかし,回路網が複雑になってくるとその管理は手間のかかるものである.また回路網全体を幾つかの部分回路に分割し,枝番号や素子名をこれらの部分回路間で独立して設定できた方が便利である.そこで本稿では回路網を言語的に表現する一手法と,これを数式処理言語による記号解析に応用する手法を示す.本手法によると,幾つかの部分回路の相互接続によて回路網全体を表現することが可能であり,部分回路間では素子値,枝番号等は独立して設定することができる.[figure]
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-09-27
著者
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