共有バス共有メモリ型マルチプロセッサ支援機構の提案
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概要
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スヌープ・キャッシュを装備した共有バス共有メモリ型マルチプロセッサ・システムでは,キャッシュ間の共有データの取扱い方法,およびプロセッサ間の同期の実現方法が共有バスの使用頻度を決定し,システムの性能に大きな影響を及ぼす。この共有データの取扱い方法をキャッシュ・プロトコルと呼ぶ。処理効率の向上を図るためには,キャッシュ・プロトコルをデータに応じて細かく制御すること,同期頻度の高い並列処理プログラムに対して高速な同期を実現すること,等が必要である。本稿では,共有データに応じたキャッシュ・プロトコルの変更を従来のシステムに搭載されているページ管理機構を利用して簡潔に行う機構を提案する。さらに,共有バスにプロセッサ台数分の同期信号線を付加し,各プロセッサに同期コントローラを装備することにより同期の高速化を図る方法について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-03-15
著者
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